無料でも色々できる!Canvaグラフィック素材アレンジ小技4選

Canva公式クリエイター「はに」として、Canvaのテンプレートを作成しています。
私のこだわりは、すべて 無料素材 を使って 無料のテンプレート を作成することです。
Canvaの無料プランを使っていると、どうしても有料プランに比べると使える素材も少なしく「もっと素材があれば…」と思うこともあるかもしれません。

しかし、 無料グラフィック素材 でも、ちょっとした工夫を加えることで、さまざまな表現ができるんです!

そのまま使うだけではなく、アレンジを加えることで 無限のバリエーション を作り出すことができます。

今回は、無料素材を最大限に活用するための 4つのアレンジ小技 をご紹介します。

これらのテクニックは、無料素材だけでなく、すべてのグラフィック素材にも応用できるので、有料プランの方にも参考にしていただける内容です。

この記事が、Canvaを使いこなす参考になりますように!

もくじ

色を合わせて統一感を演出する

グラフィック素材はそのまま使わなくても、 色を変えられる ことをご存知ですか?
色を揃えることで、デザイン全体に統一感を出すことができます。

ただし、グラフィック素材には色を変更できるものとできないものがあります。
もし使っている素材が色変更可能であれば、ぜひ色を合わせて統一感を出してみてください。

グラフィク素材の色の変更方法

グラフィック素材をクリックしたときに、画面上にカラー変更の丸い窓が表示されたら、そのグラフィックは色変更できるグラフィックになります。

カラーの窓をクリックすると、左からカラー変更の画面が表示されます。【下図の①】

そこからお好みのカラーに変更していきます。
文書で使用中のカラーですでに使われているカラーから選ぶと統一しやすいです。

もし文書で使われているカラーがどれがいいかわからないときや、迷ったときは、カラー画面左上のレインボーのアイコン【下図の②】をクリックすると表示されるスポイト【下図の③】で画面の中の色を抽出して使うことができます。

カラーを統一させるポイント

ポイントは使う色を絞ること。
鮮やかな緑、くすんだ緑など、緑色でも色んな緑色があります。
それぞれの素材に使っている緑を合わせることで、デザイン全体の統一感が出ます。

カラー変更前
カラー変更後
ポイント

異なるデザインのグラフィック素材でも、色を揃えることで 同じシリーズのような統一感 を出せます。

色変えできない素材の色を変える技

グラフィック素材の中には、色を変更できないものもあります。
素材をクリックした時にカラーの窓がないものは、色の変更ができません。

そんな色変更できないグラフィック素材でも色を変えるアレンジができますので、ご紹介します。

カラー調整を使った色変更

色変更できないグラフィック素材をクリックして、画面上の「編集」をクリック【下図の①】

左から画像編集の画面が表示されるので、「調整」をクリック【下図の②】

調整の画面をスクロールで下に向かって移動します。

「カラー調整」のところで、変えたい色を選んで「色相」のバーを動かすと色が変わります。

色相を変える様子の動画

このように色変更できないグラフィック素材でもカラー調整を使うことで、色の変えることができます。

デザインに合わせてカラーのアレンジをしてみてください。

ポイント

素材をクリックした時にカラーの窓が表示されなかったら、色変えできないグラフィック素材。色を変える方法の一つとして、「調整」の中にある「カラー調整」で色の変更ができる。

複製・反転・回転でバリエーションを増やす

無料プランをお使いの方は、使えるグラフィック素材が少ないと感じる場合もあるかもしれません。

でも、複製・反転・回転 を駆使すれば、バリエーション豊かなデザインを作れます。

例えば以下の画像をご覧ください。

この枠のデザインは以下の2つの素材だけを使って作成しています。

写真を消した様子が以下の図です。素材の配置がどうなっているかご覧いただけます。

このように2つの素材だけでも、反転させたり回転させたりして表現しています。

複製・反転・回転する方法

素材をクリックした時に、その素材のすぐ上(もしくは下)にプラスマークがついてるアイコンが「複製」です。クリックするとその素材がコピーされて増えます。【下図の①】

素材をクリックした時に画面上に表示される「反転」をクリックすると、「水平に反転」、「垂直に反転」と表示され、その素材を反転させることができます。【下図の②】

素材をクリックした時に上下左右の素材近くに表示される、回転する矢印のアイコンを、クリックしながら動かすと回転させることができます。【下図の③】

ポイント

同じ素材を反転させたり、回転させることで、全く別の視覚的効果を出すことができます。

切り抜いて一部分だけ使う

グラフィック素材はそのまま全部使う必要はありません。
一部分だけ切り抜いて使うことができます。

例えば下の図のように、2人のイラストを1人の部分だけ使うなど、アレンジできます。

枠のグラフィック素材などは、縦横の比率を変えたい場合もあるかと思います。

縦横の比率を変えた表現の例

そんなときは、グラフィック素材を複製し上部分と下部分で分けた素材を用意し、それぞれ表示する長さを調整することで、簡単に縦横の比率を変更した表現ができます。

切り抜きする方法

素材をクリックして、画面の上に表示される「切り抜き」ツールをクリックすると、切り抜きの画面が表示されます。

紫の線で囲まれている部分の大きさを変えることで、切り抜いて表示する部分を設定することができます。

このように枠の素材を一旦複製して、上部分・下部分に切り抜いたものをそれぞれ作成し、お好みの長さに調整した後に合体すると、縦横比率を変えた枠の表現ができます。

ポイント

グラフィック素材はそのまま全体を使う必要はありません。
一部分だけを切り抜いて使うことで、デザインに変化を加えることができます。

以上、グラフィック素材のアレンジ小技をお伝えしました!
グラフィック素材は、そのまま配置する以外にもアイデア次第で色んな表現ができるので、皆さんもぜひやってみてくださいね!

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必要な方へ届きましたら嬉しいです。

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